台北より新幹線で約1時間で行ける台中。この台中周辺にある彩虹眷村とバスで台中郊外
の街である鹿港にある三清三元宮貝殻廟を巡る旅です。
彩虹眷村(サイホンジュン村)に行ってみよう
「彩虹眷村(サイホンジュン村)」は台中市内にあり、その色彩豊かに村を彩るイラスト
は黄永阜氏によるもので、村自体は1周するのに15分程度と小さい村ではありますが、
その独特の色使いとイラストは一見の価値アリです。
行き方
まずは、台北から新幹線で台中駅を目指しましょう。
台北駅より台湾高速鉄道(HSR)に乗って、台中駅に行きます。料金は自由席で
片道675台湾ドル(日本円で約2,950円)で所要時間は1時間ほどです。
台中駅からはバスまたはタクシーで移動します。
台中駅の1階にバスターミナルがあるので、そこの16番乗り場から「617号バス」
に乗って「彩虹眷村」へ行くことが出来ます。料金は20台湾ドル(日本円で約95円)
になります。タクシーで行くと料金は約200台湾ドル(日本円で約750円)でタクシー
でもバスでもいずれも10分~15分ぐらいで行くことが出来ます。
いざ!彩虹眷村へ!
現地に着くといきなり強烈な色彩がお目見え
私が行ったのは一時改修工事により閉鎖開始した2022年8月より前
(2023年6月から試験運用開始)になります。
もともとは台湾のどこにでもありそうな、古い家々が建ち並ぶ平凡な区画でした。
2008年に都市再開発のために取り壊されるのを静かに待っていた建物に、
黄おじいさんが暇つぶしで絵を描き始めたことから転機が訪れます。
描き続けていた絵を見た大学教授と生徒たちが、独特のポップな雰囲気に感銘
を受けます。そこから大学生と教授たちが台中市に保存を働きかけ、2014年
に正式に彩虹芸術公園という現在の観光・アートスポットとしてスタート
したそうです。
実は悲しい事に黄おじいさんは2024年1月23日にこの世を去っております。
101歳でした。ご冥福をお祈り申し上げます。
黄おじいさんの最初にして最後の大作です。是非、その目で見てみて下さい。
三清三元宮貝殻廟に行ってみよう!
神のお告げで生れ故郷に帰り、建築・デザインの知識ゼロの状態で自費自作
で10年以上かけてコツコツ作り上げてきた廟。非常に変わった場所ですし、
辺鄙で結構、行きづらい所にあり、観光客対象というより地元の方向きの
マニアックなスポットです。
行き方
三清三元宮貝殻廟は田んぼのど真ん中と辺鄙な場所にあるので、台中駅からバスと徒歩
での移動になります。まずは、台中駅からバスで最寄り街の鹿港(ルーゲン)
を目指します。
バスのりばの案内図に従い、高鉄台中駅から鹿港行きのバスは5番になります。
バスの番号は6936番になります。
台中駅から鹿港まで、移動時間は約1時間で料金は81台湾ドル(日本円で約385円)
になります。「鹿港老街」というバス停で降りましょう。
バス停についたら、ほぼ道なりに直線の道を2km歩きます(時間にして約30分)。
タクシーの選択肢もあるのかもしれませんが、正直、あまりタクシーが見当たらず、
断念しました。
道の後半から田園地帯に入るので、そこまで行くと遮る建物もないので、
直ぐに分かります。
いざ!三清三元宮貝殻廟へ!
田園風景の中にひと際、異彩を放つ三清三元宮貝殻廟。
見ればみるほど、長い年月を掛けて作られたと感じる建造物でした。
如何でしたか?台湾には珍スポットがまだまだあります。
別の記事でも台湾の珍スポットの紹介をしているので、是非ご覧ください。
クレイジージャーニーにも出演していた佐藤健寿氏著の「奇界遺産」にも今回のスポット
が掲載されております。
今回のスポット以外にも変わった場所が掲載されております。
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